器の修復

秋色も次第に濃くなって、早いもので10月になりました。

由布院も朝方は寒さを感じるほどで、暖房のスイッチを入れようかと思う日もあります。

鞠智のカフェでは軽食や飲み物を提供しているのですが器が割れたり、ヒビが入る事があります。

食器一つで何千〜万円のものもあるので、捨てるのも勿体ないですし、ヒビが入った器をお客様に出す訳にもいきません。

欠けが入ったカレー皿

そこで鞠智では、漆(うるし)を使って欠けたり、割れたお皿を修復しています!※あくまでも素人のやり方でございます。プロの方がご覧になられていましたら、ごめんなさい!



まずは欠けた部分に漆を塗ります。鞠智ではマニキュアの容器に入った漆を使用しています。※大きく欠けた場合は珪土と漆を混ぜて、パテを作り欠けを埋めるのですが今回は欠けが小さいため使いません。

漆は人によってはカブれる方がいるようです。私は全くカブれないのでよくわかりませんが、肌が敏感な方はゴム手袋をしたほうがよいようです。



お次は筆の先に銀粉を付けて、軽く叩くように漆を塗ったところに銀粉を付けていきます。こういうやり方を蒔絵というみたいですね。

漆は天然の接着剤の中でも最高の硬度を誇るそうで、よほど粗い使い方をしない限りは剥がれる事はありません。



銀粉をたっぷり付けたら、暫く放置します。ちゃんとしたところは室(むろ)という温度と湿度が一定のところで乾燥させるようですが、漆の量も少なく漆器でもないので二〜三週間放置していると固まっています。



乾燥したら、2000番程度の細かいサンドペーパーで表面を薄く削り艶をだしたら出来上がりです。

今回は食器が薄い青ですので、銀を使いましたが普通は金を使うようです。いわゆる金継ですね。金は変色しませんが、銀は少しずつ黒っぽいなりますが、それも味があって薄い青の食器に良く合います。

半分は趣味のような形ですが、ちょっと欠けただけで捨てられる食器も可哀想ですし、銀の化粧をして生まれ変わった食器も素敵です。

日本は古来より八百万(やおよろず)の神といって、全てのものに神様がいるという事なのでお皿の神様も喜んでいるのではないかと思います!

今回は「〜みたいです。」「〜ようです。」のフレーズばかりで申し訳ありませんが、モノを長く使うのは良き日本の文化ではないでしょうか。鞠智の店舗も飛騨の古民家を改装したものになります。古さは上手く活かせば味がでてくるものです。

当店もまだ6年目ですが、味のある店と言われるように精進しますのでこれからもよろしくお願いいたします。


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由布岳のふもと、湯の坪通りでコンフィチュール等の手作りスイーツをお届けする「由布院 鞠智(くくち)」。
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